退職金制度が無駄になっていませんか?
意味のない退職金制度
退職金制度が無駄。というタイトルは少し強い表現になっていますが、実際退職金制度を「とりあえず入れてみた」という会社様が少なくありません。
当然会社として無いよりも、あった方が良いのはもちろんのことです。
しかし、せっかく導入するなら最大限活用できた方が良いとは思いませんか?
次のような点について当てはまる物が一つでもあれば、退職金制度について考え直す必要があるかもしれません。
- 退職金制度をとりあえず入れてみた
- 退職金がいくら支払われるのかよくわからない
- 従業員が退職金としていくら必要になるかを把握していない
- 従業員が退職金の存在を意識できる仕組みがない
退職金制度は、有効に活用することで「人材獲得」「離職率低下」「従業員の企業へのロイヤリティ向上」等様々な効果を生みます。
所が、本当に多くの事例で退職金制度が活用されていない姿を拝見します。
中退共や確定拠出企業年金、確定給付企業年金等様々な制度がありますが、本当に今の時代や自身の会社に併せた物を選べていますでしょうか。
退職金制度は、会社側の好みで選んでしまうと従業員からの魅力が薄れてしまうことがあります。
私達も制度の導入をサポートすることが多いですが、退職金コンサルティングを行う場合は事業所へ適切なものをどのように運用していくか等も併せてご紹介させていただくところから始まります。
さらに、確定拠出年金などは投資教育等運用中のフォローが重要となります。
退職金制度を入れるだけでなく、運用までしっかり行うことで費用対効果を最大にすることができます。
退職金制度を導入する意味
そもそも、退職金制度は何故入れるのでしょうか?
現状制度を入れられている事業所様のお声としては、「従業員の退職後の不安を無くしたい」「会社としてのイメージアップ」「税金対策」等様々なものがございますが、改めて退職金制度導入の意味を考えてみましょう。
前提として次のようなポイントを押さえておくことが重要です。
・退職金制度は従業員の将来不安を減らし、現在の仕事を安心して続けてもらう為
・今の企業で働くことで退職後の不安を持たなくてよい状況にすることで、離職意欲を軽減する為
つまり、退職金制度を構築する上で重要なのは「十分な退職金を用意できること」となります。
しかも、それは会社目線ではなく従業員目線なので、実際には十分な額用意できない制度になっていることも少なくありません。
そもそも、どれくらいの企業様が従業員の退職後に必要な資金をイメージされているでしょうか?
月~円積み立ててあげる。将来1000万貰えるようにする。
ここから考え始めてしまうと、そもそも退職金の一番のメリットを生かすことが出来なくなってしまいます。
重要なことは、退職金としていくら払えるか。ではなく、退職金としていくら準備する必要があるか?です。
その後に、どうやってその額を作るかを考えていくという流れで退職金コンサルティングなどは進めていきます。
意味ある退職金制度を入れるためのステップ
実際に退職金制度の導入を進める時にのステップを確認しておきましょう。
ーステップ1-
まずは、退職金制度を導入する目的を確認します。
「従業員の退職後の生活不安を無くす」「求人募集で人を集める為に」等
この目的を設定した上で、退職金制度を構築すれば自信を持って従業員や求職者へアピールできます。
それが、意味ある制度にする第一歩です。
求人票を見ていると「退職金制度あり」「確定拠出年金制度あり」等の文言だけが書いてある物を拝見することが多いですが、これでは魅力は感じられないと思いませんか?
「退職後のライフプランを考慮した退職金制度を導入しており、在職中に安心して資産形成ができるサポート体制を整えています」
このように書いてある求人は、より魅力的では無いでしょうか?
但し、嘘は言えません。このように書く為には目的を設定ししっかりと設計された制度である必要があります。
ーステップ2ー
設定した目的を達成するために、ゴールを決めましょう。
例えば、新卒で入社した従業員が60歳になる地点で、会社として1,500万円の退職金が用意できるような制度にする。
など、具体的な内容を出します。
この時点で、可能か不可能かを考える必要はありません。
重要なのは、”本当に意味のある制度”を作ることです。
ーステップ3ー
いよいよ、具体的に決めた設定を会社の現状も踏まえて達成できる仕組みを検討します。
どの退職金制度を導入するべきか、どのような設定にするのか等を検討します。
この段階は私達のコンサルティングでも最も難しい段階ですが、意味ある退職金制度にする為にも最適なものを検討します。
ーステップ4ー
どのような制度にするかなどが決まれば、導入に向けて社内規定の整備等を進めていきます。
制度によっては、導入までに期間がかかるものも少なくないので早めに動く必要があります。
この間に、従業員への説明なども行っていきます
ーステップ5ー
運用開始後の段階ですが、ここからを大切にしている企業様はまだまだ少ないのが実情です
しかし、せっかく導入した制度ですので最大限の効果を生むためにも従業員様へのケアをしっかりと行う必要があります。
このように、ステップを一つ一つ進めていけば意味ある退職金制度の導入が可能となります。
企業の担当者様や代表者様にてしっかりと内容を詰めていけば、良い物を作ることができるかと思います。
その上で、効率的に退職金制度の導入を進めたい場合や、自分の会社に合ったものが分からないという場合は退職金制度導入コンサルティングの活用もご検討ください。
例えば、私達は上記のステップ1~5まで全てワンストップで対応させていただきます。
会社の規定や従業員様に対する対応としては、社会保険労務士法人が最も適したサポートができる点であり、当法人にはファイナンシャルプランナーや各退職金制度の部門を配置しておりますのでライフプランや制度運用等をトータルでお手伝いが可能です。
退職金制度に関するご相談を頂く際も、ご自身で制度導入を行ってみたものの活用しきれないとのことでお越し頂くことも少なくありません。
結果的に、リニューアルするとなると二度手間で時間とコストが発生することも踏まえると最初から専門家へ依頼する方が効率が良いと考えることもできます
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