給与計算は外注する必要無い?
給与計算は、毎月の業務の中でも正確性と迅速さが求められる非常に重要な仕事です。しかし、「給与計算を外注する必要はあるのか?」、「自社で対応できるのでは?」とお悩みの中小企業の事業主様や事務担当者の方も多いのではないでしょうか。本記事では、給与計算を外注すべきかどうかを判断するためのポイントを解説し、外注する場合のメリットや注意点についても触れます。最終的に、自社にとってベストな選択を考えるための参考にしていただければ幸いです。
1. 給与計算を自社で行う場合の現状と課題
給与計算を自社で行うメリット
給与計算を自社で行う最大のメリットは、コスト面での削減です。外注をしない場合、アウトソーシング費用がかかりません。また、内部で情報を一元管理できるため、外部に機密情報が漏れるリスクが低いと感じられる方もいるでしょう。
さらに、給与計算に必要なソフトウェアやクラウドサービスを利用すれば、少人数のチームでも一定程度の効率化が図れます。そのため、「特に外注しなくても十分に対応できる」と考える企業も少なくありません。
自社対応の課題
一方で、自社で給与計算を行う場合には次のような課題が挙げられます。
- 法改正への対応
給与計算は、税法や社会保険料率、労働基準法など多くの法令を踏まえて処理する必要があります。これらの法律は頻繁に改正されるため、最新の知識をキャッチアップし続ける負担が生じます。 - 人材の負担増
給与計算は非常に細かな作業を伴うため、ミスが発生しやすい業務です。従業員の出退勤データの確認、残業代や控除額の計算、年末調整など、多岐にわたるタスクが重なります。その結果、他の業務に十分なリソースを割けなくなるケースもあります。 - リスク管理の難しさ
計算ミスが起きると、従業員の信頼を損なうだけでなく、法的な問題に発展することもあります。また、個人情報の漏洩やセキュリティのリスクにも気を配る必要があります。 - 担当者不在リスク
万が一担当者の方が私傷病などで休まれた場合や、退職してしまった場合などのリスクは計り知れません。
2. 給与計算を外注するメリットとデメリット
外注のメリット
給与計算を外注することで、次のようなメリットが考えられます。
- 専門家による正確な対応
社会保険労務士等に委託することで、法改正や複雑な計算も安心して任せられます。専門知識を持つプロが対応するため、計算ミスや法的なリスクを大幅に軽減できます。 - 業務の効率化
給与計算のような定型業務を外注することで、経営者や人事担当者は本来注力すべき業務に集中できます。特に、中小企業ではリソースが限られているため、この効果は非常に大きいといえます。 - コストパフォーマンス
一見すると外注費用がかかるように見えますが、自社での人的コストやミスによるトラブル対応コストを考えると、外注のほうが効率的である場合もあります。 - 途切れ無い対応が可能
給与計算の専門家が対応する場合、担当の職員以外にも給与計算の専門家が在籍しています。何かあっても途切れることなく対応ができるのは重要な要素となります。
外注のデメリット
一方で、次のようなデメリットも考えられます。
- 外注先の選定に手間がかかる
- 業務内容をすべて外部に伝えるコミュニケーションコスト
- 自社の業務内容に合わない場合、かえって非効率になる可能性
こうした点を考慮しながら、自社にとって適切な外注先を選ぶことが重要です。
3. 「給与計算を外注する必要無い?」という疑問への答え
給与計算を外注する必要があるかどうかは、企業の規模やリソース、内部の体制によって異なります。以下のチェックリストを参考に、自社の状況を確認してみてください。
- そもそも給与計算がどのようなものか理解できている自信が無い
- 法改正や税制変更の対応に負担を感じている
- 計算ミスや人員不足が目立つ
- 人事・労務担当者の業務量が多く、他の業務に手が回らない
- 従業員数が増加し、給与計算が複雑化している
これらに該当する場合は、給与計算の外注を検討する価値があるかもしれません。
4. 給与計算を外注するなら、社労士へ
給与計算の外注を検討する際には、信頼できる専門家に任せることが重要です。樋口社会保険労務士法人では、給与計算をはじめとする幅広い人事労務サービスを提供しています。
当法人を選ぶメリット
- 法令遵守の徹底
最新の法改正に対応し、安心して業務を任せられます。 - 業務の効率化支援
貴社の状況に応じた柔軟な対応で、スムーズな業務遂行を実現します。 - 専門の担当者が対応
当法人では事業所の労務管理担当とは別に給与計算専門の担当がサポート致します。スムーズかつ的確な対応が可能となります。 - 個別相談が可能
中小企業特有の課題を熟知した専門家が、経営者様や人事担当者様の疑問や不安に寄り添います。
5. まとめ
給与計算を外注する必要があるかどうかは、自社の状況によりますが、業務の負担を軽減し、リスクを回避するためには外注を検討する価値があります。特に、専門的な知識やリソースを補うことで、企業全体の効率化や成長につながる可能性が高まります。
もし「給与計算」に関する疑問や不安があれば、まずは一度樋口社会保険労務士法人にご相談ください。必要に応じた柔軟な対応で、貴社の業務改善をお手伝いいたします。お気軽にお問い合わせください!
まずはお問い合わせください050-5799-4555受付時間 9:00-11:30
13:00-16:30 [ 土・日・祝日除く ]