初心者でもわかる給与計算のやり方|手順・計算式・注意点をわかりやすく解説
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はじめに:給与計算、自己流でやっていませんか?
「小さな会社だからExcelで何となく…」
「給与計算って結局“手取り=基本給-税金”じゃないの?」
このように、給与計算を“なんとなく”で処理している方は意外と多いです。
しかし、給与計算には法律・税金・社会保険など多くのルールが絡んでおり、ミスがあると…
- 従業員との信頼関係が損なわれる
- 未払い賃金として請求される
- 税務・社会保険の不備で追徴が発生
なんてことにもなりかねません。
本記事では、給与計算が初めての方にもわかりやすく、基本のやり方から注意点までを丁寧に解説します。
給与計算に必要な“5つの準備”
給与計算は「いきなり計算する」ものではありません。まずは必要な情報と資料を揃えるところから始まります。
- 従業員情報
- 氏名、生年月日、扶養家族数、入社日 など
- 給与規程・就業規則
- 基本給、手当、残業単価、控除項目の明確化
- 勤怠データ
- 出勤日数、労働時間、残業時間、遅刻・早退・欠勤
- 保険料率
- 健康保険、厚生年金、雇用保険など(年度で変動あり)
- 税額表(源泉徴収)
- 毎月の所得税額を確認するため
【基本】給与計算の手順は7ステップ
給与計算の大まかな流れは以下のとおりです。
ステップ | 内容 |
---|---|
1 | 勤怠データの集計(出勤日数、残業、休暇など) |
2 | 基本給+手当の支給額を計算 |
3 | 残業代や深夜・休日手当の計算 |
4 | 社会保険料・雇用保険料の控除額を算出 |
5 | 所得税(源泉徴収)の控除 |
6 | その他の控除(社宅・貸付金など) |
7 | 支給総額-控除額=手取り額の確定 |
給与明細の構成と計算式(図解)
給与明細の基本構成は以下の通りです。
【支給項目】
・基本給
・時間外手当(残業・深夜など)
・各種手当(通勤、役職、皆勤など)
【控除項目】
・健康保険、厚生年金、雇用保険
・所得税(源泉徴収)
・住民税(個別通知)
【差引支給額】
→ 手取り(振込額)
残業代の基本計算式:
時給 × 割増率 × 時間数
例)月給25万円、所定労働時間160時間 → 時給1,562円
残業1時間=1,562円 × 1.25(割増)=1,952円
社会保険・税金の控除のしくみ
項目 | 控除対象者 | 備考 |
---|---|---|
健康保険 | 正社員・条件を満たすパート | 全国健康保険協会などで料率が毎年変動 |
厚生年金 | 同上 | 半分は会社負担、半分は従業員 |
雇用保険 | 全従業員 | 原則全額が給与から控除される |
所得税(源泉徴収) | 給与水準・扶養数で変動 | 国税庁の「税額表」を使って決定 |
よくあるミスとその防止法
よくあるミス | 防止策 |
---|---|
残業代を固定で支払っている | 時間外労働の集計と割増率で正確に計算 |
健康保険・年金の料率を更新していない | 協会けんぽのHPで年1回チェック |
所得税を自己判断で計算 | 必ず国税庁の「税額表」に従う |
勤怠と給与が連動していない | 勤怠管理システムと連携がおすすめ |
自社で行う?アウトソーシングする?判断ポイント
項目 | 自社対応 | アウトソーシング |
---|---|---|
初期費用 | かからない | 発生する場合あり |
継続コスト | 低い(人件費に含む) | 月額料金が発生 |
正確性・安心感 | 担当者の知識に依存 | 専門家による処理 |
法改正対応 | 自分で情報収集 | 自動的に対応可 |
ミス時の対応 | 自己責任 | 専門家と相談できる |
人員が少ない会社では「時間と安心を買う」という意味でもアウトソーシングの検討価値は高いです。
まとめ:正確な給与計算は“信頼と経営の土台”
給与計算は、単なる事務作業ではありません。
「従業員の信頼」と「法令順守」が問われる、大切な業務です。
- スムーズに進めるためには手順を理解し、毎月同じ流れで実施すること
- 迷った時や不安な場合は、社労士などの専門家に相談することも一つの手です
お困りの方はお気軽にご相談を
樋口社会保険労務士法人では、福岡を中心に、
給与計算初心者の方への実務支援や、アウトソーシングサービスを行っております。
「まずは自分でやってみたい」という方へのサポートも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください!
まずはお問い合わせください050-5799-4555受付時間 9:00-11:30
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